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Mr.Children「I」の魅力について語りたい

Mr.Children、通称ミスチル。ぼくの人生に大きな影響を与えてくれた偉大なバンドです。

ここでは、おそらくコアなファンの方以外は知らないであろう「I」という曲について綴っていこうと思います。

音楽に詳しくないし、読解力ないし、的はずれなこと言ってるかもしれませんが、、好きなことを好きなように語るだけの記事ですね。

「I」について

「I」は2010年12月1日に発売されたMr.Children16枚目のアルバム「SENSE」に収録されています。

このアルバム、発売日の2日前までタイトルや収録曲が一切告知されていませんでした。

「一切の先入観なく音楽を受け止めてほしい」というバンドの意思からそのような販売方法になったようですね。

当時は発売日が待ち遠しくて仕方なかった記憶があります。ネット上ではタイトル予想で盛り上がってたなぁ。

さて「I」ですが、このアルバムのトップバッターで、シングルカットはされていません。

完全なアルバム曲ですね。

他の収録曲は「fanfare」(ONE PIECE FILM STRONG WORLD主題歌)や「365日」(NTT東日本・西日本CMソング)などがあります。

この曲を1曲目に持ってくるとは・・・恐るべし。

歌詞

もう いいでしょう!?

これで終わりにしよう

ねぇ どうでしょう!?

君だってそう思うでしょう!?

散々好き勝手生きてきて

まだ何を欲しがっているんだい?天国(ヘブン)かい?

こんな風に日々は続いてくのでしょう

処方された薬にすがりつく「I」

「誰も悪くないの」とか言い出すんでしょ!?

自分を責めるふりして許しを請え Ah

イメージは

ドロップアウトした世界

さぁ どうでしょう!?

誰も見ないワンマンショー

泣いて傷ついたふりして

気を引いてみようかなぁ Ah

そんな風に自分を甘やかすのでしょう

支持してくれるスポンサーに媚を売る「I」

挙句には「死にたい」とか言い出すんでしょう!?

思い通りにいかないときの一発芸 どう!?

散々 周りを振り回して

結局 何をしたいんだか自分にもさっぱり分からないんだ

こんな風に日々は続いていくのでしょう

奪いも捨てもせず命を燃やそうか

自分が一番可愛い? ほら当たってるでしょう?

でもそれを責めたり 誰ができるの?

これ⋯本当にミスチルの曲?

この曲、本当に大好きなんですよ。

ミスチルっていうと「HANABI」とか「Sign」とか、きれいな、爽やかな印象が強くないですか?

この曲は全くの真逆です。めっっっっちゃダークなんです。それがたまらないんです、、、。

こういうダークな曲があるから、それ以外のポップな曲・前向きな曲がより生きてくるんですよね。

歌詞を見てもらうとなんとなくわかると思いますが、甘えている自分、卑しい自分のことを痛烈に批判しています。

作詞はギター&ボーカルの桜井さんなので、当然自分のことを書かれているのでしょうが、皆さん誰しもが思い当たる節ありませんか?

散々好き勝手生きてきてまだ何を欲しがっているんだい?天国(ヘブン)かい?

人の欲ってなぜ尽きないんでしょう。どこまでいったら満足するんでしょう。

欲望って前に進む力にもなりますけど、「足るを知る」という言葉のように欲張らずに今の生活の中で満足することができたら、もっと色々な意味で豊かに暮らせるようになるのになぁ、と思いますね。

挙句には「死にたい」とか言い出すんでしょう!?思い通りにいかないときの一発芸 どう!?

ここの歌詞好きなんですよね〜。

ここでいう「死にたい」っていうのはおそらく単純にかまってほしい、気を引きたいというだけの言葉だと思うんですよね。

「死にたい」という強い言葉を使えば、自分の思い通りになるだろう、との魂胆があるのでしょう。

それを「一発芸」と一蹴。気持ちいいです。

自分が一番可愛い? ほら当たってるでしょう?でもそれを責めたり 誰ができるの?

結局誰しもが自分が一番可愛いんでしょうね。ぼくもそうです。

それを責めたり誰ができるの?

いいや、誰にもできません。でも唯一できる人、それは自分。

他人の気持ちなんてどんなに賢くても天才でも誰にもわかりません。

でも汲み取ってあげよう、考えてあげよう、という思いやりを持つことはできるはず。

最高の一曲

見出しの一言に尽きる!!!

歌詞もさることながら、曲も癖になるんですよね。毎日聞いていても全然飽きない。

この「I」は自己愛を批判している曲だけど、

桜井さんですらこういうことを思ってるんだから、ぼくがこう思うのって全然普通じゃん!とむしろ前向きになるという矛盾ね。これが起こっているわけです。

ミスチルって、今回紹介したダークな曲もあれば底抜けに明るい曲もあって、まさに人間みたいなんですよね。

愛嬌があるというか。人間味があるんですよ。

他にもぜひ紹介したい曲がたくさんあるので、また書きたいと思います。

読んでいただき、ありがとうございました〜!