はてなくん
はてなくん
今日の夕飯、何にしよう?

仕事が終わるころになると、毎日のようにこの問題が頭に浮かぶ。

冷蔵庫に何があったか思い出して、昨日の献立と被っていないか考えて、家族が食べそうなものを考えて、作る時間まで計算する。

料理を始める前から、もう疲れてしまいますよね。

そんなときは、レシピを増やすより、夕飯を決める回数そのものを減らす方が楽になるかもしれません。

今回、普段平日の献立を考えることが多い、一緒に暮らしている相手に協力してもらい、夕飯の決め方を仕組み化して検証しました。

検証したのは、導入前の平日5日間と、導入後の平日5日間の計10日間です。

今回の1人の短期検証では、夕飯が決まるまでの平均時間が10分から3分に。

さらに、1日の中で夕飯について考える平均回数も、3回から1回に減りました。

ポイントは、1週間分の献立を細かく管理したことではありません。

曜日や料理のジャンルをゆるく決め、平日に選ぶ定番を絞り、予定どおりにいかない日は無理をしない。

それだけです。

この記事では、献立を完璧に管理する方法ではなく、夕方になってから毎日ゼロから考えなくても済む仕組みを紹介します。

目指すのは、料理を頑張れる人になることではありません。

「夕飯どうしよう」と考え続ける時間を減らして、そのぶん家族と話したり、自分が休んだり、ほかのことに意識を戻せる状態を作ることです。

夕飯を考えるだけで疲れるのは「判断」が多いから

夕飯を決めるとき、実際にはかなり多くのことを考えています。

「何を食べるか」だけではありません。

夕飯を決める際に発生する食材や時間、家族の好みなどの判断を整理した図解
  • 冷蔵庫にある食材
  • 家族の好み
  • 昨日や一昨日との重複
  • 栄養のバランス
  • 調理に使える時間
  • 買い物へ行く必要があるか
  • 食材を使い切れるか

などです。

一つひとつは小さな判断でも、疲れている夕方に毎日繰り返すとなかなか面倒です。

しかも、夕飯について考えているのは、献立を決めている数分間だけとは限りません。

今回、一緒に暮らしている相手(フルタイムで働いています)に記録してもらったところ、仕組みを導入する前は、夕飯を決めるまで平均10分ほどかかっていました。

さらに、夕飯について考えた回数は平日1日平均3回。

朝、昼休み、帰宅途中に「今日は何にしよう」と考えていたそうです。

つまり、負担になっていたのは10分という時間だけではありません。

一日の中で何度も、まだ決まっていない夕飯を思い出すことも負担になっていました。

だから今回減らしたいのは、料理時間だけではありません。

「今日どうしよう」と考える時間と回数そのものです。

えくまる
えくまる
協力してもらった記録を見て印象的だったのは、10分という時間以上に、朝・昼・帰宅途中と何度も夕飯について考えていたことです。「まだ決まっていないこと」が頭に残る負担もありそうです。

まずは料理名ではなく「枠」を決める

毎日ゼロから考えなくて済むようにするなら、まず試しやすいのが献立の枠だけを決めておく方法です。

たとえば、こんな決め方です。

平日の夕飯を魚や麺などのジャンルでゆるく決める方法を示した図解

ここで大事なのは、月曜日を「鮭の塩焼き」に固定するのではなく、魚の日くらいのゆるさにしておくこと。

何も決まっていないと、

「肉にしようか?」

「それとも魚にしようか?」

「いや麺でもいいかな?」

と、広い範囲から毎日選ばなければなりません。

一方、「今日は魚」と決まっていれば、最初の大きな判断はしなくて済みます。

曜日固定が合わなければ、

「肉→魚→麺→ご飯もの」

のように、ジャンルを順番に回す方法でも構いません。

ルールそのものに正解はありません。

選択肢を少し狭めて、ゼロから考えなくて済むことが重要です。

平日に選ぶ定番メニューを10〜15個に絞る

枠を決めたら、次によく作る料理だけを定番として残しておくと、さらに決めやすくなります。

今回の検証では、平日に選ぶ候補を10種類まで絞りました。

これは、作れる料理が10種類しかないという意味ではありません。

あくまで、

「平日の夕飯を決めるときは、この中から選ぶ」

という10種類です。

ご飯もの、肉、魚、野菜、麺、汁物などを混ぜながら、平日に作りやすいものだけを残しました。

今回の検証では、この定番10種類に加えて、曜日やジャンルの枠、予定変更時のルールなどをまとめて導入したところ、献立を決めるまでの平均時間も短くなりました。

どのルールがどれだけ影響したかまでは、今回の検証では切り分けていません。

ここで重要なのは、定番リストをレパートリー一覧にしないことです。

作れる料理を全部登録したら、たくさんの候補から選ぶことになります。

目的はレシピを管理することではありません。

「何も思いつかない」をなくすことです。

スマホのメモなどに「平日の定番」として10〜15品ほど残しておけば十分です。

最近作らなくなったものがあれば消す。

新しく定番になった料理があれば入れ替える。

それくらいの管理で問題ありません。

えくまる
えくまる
定番リストは、作れる料理を全部書く場所ではありません。あくまで平日に迷わないための候補です。ここを増やしすぎないのがポイントだと思います。

疲れた日の逃げ道を先に決めておく

献立を仕組み化するなら、予定通りにいかない日も最初から考えておいた方がいいでしょう。

今回の検証でも、

  • 仕事の飲み会が入った
  • 遠方の友人が近くまで来ていた
  • 残業で疲れた
  • 体調が悪かった

といった予定変更がありました。

こういう日にまで、最初に決めた献立を守る必要はありません。

僕は外食にしました。

実際の記録では、予定変更があったのは導入前の5日間で1日、導入後の5日間で2日でした。

仕組みを作ったからといって、残業や体調不良、急な予定がなくなるわけではありません。

だからこそ、

「今日は無理」という日の選択肢も先に決めておく

ことが大切です。

たとえば、

  • 外食する
  • 惣菜を買う
  • 冷凍してあるものを食べる

などです。

夕飯を作れない日に外食や惣菜などへ迷わず切り替える流れを示した図解

疲れた日にまで、

「簡単に作れるものは……」

とゼロから考え始めると、結局また判断が増えます。

予定外の日をなくすのではなく、予定外になったとき迷わないところまで仕組みにしておくのがオススメです。

えくまる
えくまる
予定通りに作れなかったから失敗、ではありません。疲れた日に外食へ切り替えるところまで決めておけば、それも仕組みの一部です。

固定しすぎない。仕組みを守ることを目的にしない

献立を固定すると楽になる一方で、窮屈になる場面もありました。

今回の検証では、

「もっと他のものが食べたい」

「いつも同じようなものになってきた」

と感じることもあったそうです。

そんなときは、無理に定番メニューを守らず、外に食べに行ったり、スーパーで惣菜を買ったりしました。

献立を固定する目的は、決めた献立を守ることではありません。

平日の判断を減らすことです。

ルールを守るために食べたいものを我慢したり、予定が変わったのに無理して料理したりしたら、別の負担が増えてしまいます。

検証後は、二人の共通ルールとして、平日は決まった候補を中心に回す方法を続けることにしました。

一方で、休日は固定しません。

休日くらいは息抜きも兼ねて、好きなものを食べる。

この分け方なら、

平日は考える負担を減らし、休日は食事を選ぶ楽しさを残す

ことができます。

効率化のために、食べる楽しみまでなくす必要はありません。

献立管理という「新しい家事」を作らない

もう一つ気をつけたいのが、献立を管理すること自体が新しい仕事になってしまうことです。

1週間分を細かく表にする。

冷蔵庫の食材を全部登録する。

栄養バランスを毎日記録する。

こうした管理が好きなら問題ありません。

ただ、「献立を考えるのが面倒」という人が管理作業まで増やしてしまったら、本末転倒です。

今回の検証でも、仕組みを管理する手間はゼロではありませんでした。

最初に平日の定番10種類を決めるところには少し手間がかかりました。

また、実際に使ってみてから、途中で候補の見直しもしています。

ただし、一度候補を作ってしまえば、毎日ゼロから考える必要はありません。

最初に少し時間を使って、その後の判断を減らす。

今回試した範囲では、そういう仕組みになりました。

だから最初から完璧な献立システムを作る必要はありません。

平日の献立を決めやすくする3つの仕組みを整理した図解

この3つで十分です。

これで迷いが減るなら、それ以上複雑にする必要はありません。

家族がいるなら「今日何食べたい?」を毎日聞かない

家族の希望を聞くこと自体は悪くありません。

ただ、毎日、

「今日何食べたい?」

と聞いて、

「なんでもいい」

と返ってきたり、家族それぞれ違うものを言われたりすると、かえって判断が増えることがあります。

そんなときは、質問の範囲を狭くする方法があります。

たとえば、

「肉と魚ならどっち?」

「ご飯ものと麺ならどっち?」

と二択にする。

あるいは、家族がよく食べる料理を最初から定番10〜15品の中に入れておく。

それだけでも、毎日全員にゼロから希望を聞く必要はなくなります。

家族全員が毎日100%満足する献立を目指すより、

献立を決める人だけに判断が集中しない状態

を作る方が、無理なく続けやすいと思います。

候補を考えることだけアプリに任せる方法もある

「ジャンルを決めても、その中から何を作るか迷う」

という場合は、候補を出す部分だけ献立提案アプリに任せる方法もあります。

たとえば、DELISH KITCHENには、条件に応じて献立候補を提案する機能があります。

DELISH KITCHENで鮭を指定して献立候補を提案してもらう画面

ここでも大切なのは、アプリを新しい管理作業にしないことです。

レシピを何十件も見始めれば、結局また選択肢が増えてしまいます。

使うなら、

「今日は魚の日だから、魚の候補だけ探す」

「定番から決まらない日だけ使う」

くらいで十分です。

アプリは献立を完璧に管理するためではなく、ゼロから候補を考える工程を減らす補助役として使う方がいいでしょう。

レシピ動画で料理献立を簡単‪に - デリッシュキッチン

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献立と買い物の両方が負担なら、まとめて任せる選択肢もある

ここまで紹介した方法は、基本的にお金をかけずに始められます。

まずは、

「枠を決める」

「定番を絞る」

「逃げ道を決める」

ところから試してみてください。

これだけで楽になるなら、無理にサービスを利用する必要はありません。

一方で、

えくまる
えくまる
献立を決めるだけではなく、必要な食材を考えて買いに行くことまで負担

という人もいると思います。

その場合は、献立と食材をまとめて用意してもらえるミールキットを使う方法があります。

ヨシケイは「献立+買い物」をまとめて減らしたい人向け



ヨシケイは、人数分の食材とレシピを自宅へ届けるミールキットサービスです。

今回の悩みとの相性がいいのは、単に料理時間を短くできるからではありません。

「何を作るか」「何を買うか」という二つの仕事をまとめて減らせるからです。

ただし、何を食べるかを毎日自由に決めたい人には合わない可能性もあります。

まずお金をかけずに仕組み化を試してみて、それでも献立と買い物の負担が大きく残るなら検討するくらいで十分だと思います。

Kit Oisixは「買い物や準備まで減らしたい」場合の選択肢

Oisix(おいしっくす)

Kit Oisixも、必要な食材とレシピがセットになったミールキットです。

毎日の夕飯を全部任せる必要はありません。

残業しやすい曜日や忙しい時期など、負担が大きくなりやすい日の逃げ道として使う考え方もあります。

大切なのは、

「ミールキットの方が優れているか」

ではありません。

自分で献立を決める方が楽なのか。

それとも、献立や買い物まで任せた方が時間と気力を残せるのか。

そこを基準に判断するのがよいと思います。

平日10日間試した結果、今回の検証では10分から3分になった

ここからは、今回行った検証の結果です。

対象は、普段平日の献立を考えることが多い、一緒に暮らしている相手1人。

導入前の平日5日間と、導入後の平日5日間。合計10日間記録してもらいました。

長期間の検証ではないため、ここで紹介する数字が誰にでも同じように当てはまるとは考えていません。

あくまで、今回の1人の短期検証でどう変わったのかを見ていただけたらと思います。

測定方法

記録方法もできるだけシンプルにしました。

「夕飯決定までの時間」は、本人が夕飯を何にするか考え始めてから、献立を決定するまでに使ったトータル時間を毎日記録。

「夕飯を考えた回数」は、その日の中で「夕飯どうしよう」と考えた回数を本人が自己申告で記録しました。

「心理的な面倒さ」は、その日の感覚を本人が1〜5で毎日評価し、導入前5日間と導入後5日間の平均を比較しています。

確認項目導入前の平日5日間導入後の平日5日間
夕飯決定までの平均時間10分3分
夕飯を考えた平均回数3回1回
心理的な面倒さ(1〜5の平均)4.22.0
予定変更した日1日2日
仕組みの管理にかかった手間多少あり
平日10日間の検証で夕飯決定時間が10分から3分、考える回数が3回から1回になった結果の図解

今回の検証では、夕飯が決まるまでの平均時間が10分から3分になりました。

ただ、それ以上に注目したいのが、夕飯について考えた回数です。

平均3回から1回に減りました。

導入前は、

朝に考える。

昼休みにまた考える。

帰宅途中にもう一度考える。

という状態でした。

仕組み化したあとは、その回数が減っています。

心理的な「面倒さ」についても、毎日の5段階評価の平均が4.2から2.0になりました。

なお、導入前の5日間の評価は「5、5、1、5、5」。

「1」だった日は予定変更によって夕飯自体が不要になり、献立を考える負担がほとんど発生しなかった日です。

導入後の5日間は「2、2、3、1、2」でした。

予定変更も含めて実際の生活なので、これらを除外せず、そのまま平均しています。

一番楽になったことを本人に聞くと、

「食事をどうしようか考えて、ちょっと面倒な気持ちになることが減った」

とのことでした。

今回減らしたかったのは、まさにこの部分です。

料理時間そのものではなく、夕飯について何度も考え続ける負担です。

もちろん、料理そのものはなくならない

一方で、仕組み化しても変わらなかった部分もあります。

それは、

料理をしなければならないこと自体は変わらない

ということです。

当然ですが、献立が3分で決まっても、その後に料理をする必要はあります。

また、定番メニューを最初に決めたり、途中で候補を見直したりする手間もありました。

そのため、この方法は「夕飯に関する家事を全部なくす方法」ではありません。

あくまで、

「今日何にしよう」と考える部分を小さくする方法

です。

えくまる
えくまる
協力してもらった結果を見ると、献立が早く決まっても料理そのものがなくなるわけではありません。ここは分けて考えた方がよさそうです。ただ、「何にしよう…」と何度も考える負担が減ったことには意味があると思います。

平日だけ仕組み化するくらいが、二人にはちょうどよかった

検証後は、二人の共通ルールとして、平日は定番メニューから選ぶ方法を続けることにしました。

ただし、休日は別です。

休日は息抜きも兼ねて、好きなものを食べる。

今回の10日間で見えてきたのは、すべての食事を固定しなくても、負担を感じやすい平日だけ仕組み化する方法があるということでした。

もちろん、今回は1人を対象にした短期間の検証です。

生活リズムや家族構成によって、合うルールは変わると思います。

だから、この10分から3分という数字そのものより、

「自分なら、毎日繰り返しているどの判断を減らせそうか」

という視点で参考にしてもらえればと思います。

効率化は、生活をルールで縛るためにするものではありません。

面倒な判断を減らして、本当に使いたいことへ時間と気持ちを戻すためのものです。

毎日の夕飯は「頑張って考える」より「考えなくて済む仕組み」を作る

夕飯を考えるのが疲れるなら、レシピを増やす前に、

毎日ゼロから決める状態を変えられないか考えてみてください。

最初から完璧な献立表を作る必要はありません。

  1. 曜日や料理ジャンルの枠を決める
  2. 平日の定番を10〜15個に絞る
  3. 疲れた日の逃げ道を決める

このくらいで十分でしょう。

今回の平日10日間の検証では、夕飯が決まるまでの平均時間が10分から3分になり、夕飯について考える平均回数も1日3回から1回になりました。

心理的な面倒さも、毎日の5段階評価の平均で4.2から2.0になっています。

ただし、これは1人を対象にした短期間の検証結果です。

同じ方法を使えば誰でも同じ結果になる、というものではありません。

また、料理そのものはなくなりません。

最初に定番を決める手間もあります。

同じメニューに飽きることもあります。

だからこそ、ルールは絶対に守るものにしない方がよさそうです。

平日は定番で回す。

疲れたら外食や惣菜に頼る。

休日は好きなものを食べる。

それくらいのゆるさでも構いません。

大切なのは、献立管理が上手になることではなく、夕方の自分が考えなくてよくなることです。

「今日何作ろう?」と考えていた時間や回数が減れば、そのぶん仕事から家庭へ気持ちを切り替えたり、家族と話したり、自分が休んだりする時間に意識を戻せます。

まずは「平日に迷ったら作る夕飯」を10個だけ決めてみる

まずは今日、スマホのメモを開いて、「平日に迷ったら作る夕飯」を10個だけ書き出してみてください。

作れる料理を全部書く必要はありません。

平日に選びやすいものだけで大丈夫です。

次に、

「疲れて作れない日は外食」

「帰りが遅ければ惣菜」

など、予定通りにいかなかった日の逃げ道も決めておく。

これだけでも、明日の夕方にゼロから考える必要は減らせます。

ここまで試して、

「献立だけでなく、買い物まで含めて負担が大きい」

と感じるなら、必要な食材まで届くミールキットを利用する方法もあります。

無料の仕組みで十分なのか?

献立候補だけアプリに任せるのか?

献立と買い物ごとサービスに任せるのか?

自分が今後「考えなくてよくなること」は何か。

そこを基準に、自分の生活に合う方法を選んでみてください。

えくまる
えくまる
それでは、本日も読んでくれてありがとうございました〜!