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【要約】「食べる投資 ハーバードが教える世界最高の食事術」【人生で1番の資本は自分の体】

「食べる投資 ハーバードが教える世界最高の食事術」をご紹介します。

この本は、

人生における全てのことに、常にハイパフォーマンスで臨みたいビジネスパーソン

に向けて書かれています。

ビジネスパーソン向けとは言っていますが、健康状態を維持したい全ての人が読むべき本です。

人生100年時代の今、老いによる健康悪化からは誰も逃れることはできません。

しかし、健康に過ごしたい・やりたいことをやり続けられる体でいたい、そう思いますよね。

そのような体作りの基盤は”栄養”なのです。

どんなものでもすぐに食べられる現代社会では、知識がない状態で最適な栄養状態を保つのはとても困難です。

「食べる投資 ハーバードが教える世界最高の食事術」を読めば、最適な栄養状態を保つための知識が得られるのと同時に自分自身の意識改革もできます。

毎日コンビニ弁当で食事を済ませている一人暮らしの方や食事においてどのような点に気をつけたら良いのかわからない方、ぜひ手にとってみていただきたいです。

【食べる投資】とは?

”投資”というと”お金”を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?

Googleで「投資」と調べるとこの通り。

当然かのようにお金の投資のことばかりですね。

最近はNISAやiDeCoなど税制優遇制度が整ってきていることから、より投資が身近になってきていますね。

この本において、投資するものは”食”です。

正しい栄養学に基づいた医学的な食事を自分に投資しよう、つまり食べようということです。

お金の投資でよく言われるこの2点。

  1. ノーリスクノーリターン
  2. ノーペインノーゲイン

リスクを許容しなければリターンは得られない、痛みなしには得るものはない、といった内容です。

食の投資も、ノーリスクノーリターン・ノーペインノーゲインです。

リスクという単語だと少し意味が異なるかもしれませんが、美味しいものは大抵高カロリー、高塩分、高糖質、高脂質であり、それらを毎日のように頻繁に食べていては当然健康は保てません。

そのような食事を我慢をする(リスク・ペイン)ことによって健康・幸福という資産(リターン・ゲイン)が得られるのです。

そしてその食べる投資をするにあたって必要不可欠なものが、正しい栄養学の知識です。

「食べる投資 ハーバードが教える世界最高の食事術」では、食べる投資をするための正しい栄養学の知識をしっかりと学ぶことができます。

現代社会の進歩と弊害

ぽっ太
ぽっ太
お腹空いたからコンビニに何か買いに行くかぁ。

このようなことよくありますよね。

コンビニやスーパーなどが身近にあり、好きなものを好きな時に食べられるって素晴らしいです。

最近は有名なラーメン屋さんとコラボしたカップラーメンなども出てきて、調理も簡単だしすごく美味しいのでついつい食べてしまいます。

このように現代社会の利便性が上がりに上がった結果、必要な栄養素が不足して、いらない栄養素が過剰になっている人が多いようです。

疲れが全然取れない、ぐっすり眠れない、イライラしやすい、などの症状がある方は栄養素が不足している可能性があります。

食べる投資を習慣化しよう

食事内容を1日や2日変えたところで、目に見える変化はないでしょう。

これもお金の投資と同じく、どれだけ長く続けられるかが鍵になってきます。

「食べる投資 ハーバードが教える最高の食事術」でおすすめされている食べる投資方法を3点ご紹介します。

1日1パックの納豆を食べよう

納豆には以下の効用があります。

  1. 腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)を整える
  2. 感染症を予防する
  3. 骨を丈夫にする
  4. 動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞の予防
  5. 炎症予防
  6. アンチエイジング予防

リターンが大きい割に食べる手間が大きくない最高の投資です。

毎日続けても飽きないよう、食べ方のアレンジも載っています。

週の半分は魚を食べよう

タンパク質をしっかり取ることは食事の非常に重要なポイントであり、その方法として週の半分は魚を食べるという方法を提唱しています。

肉食が行き過ぎ、体内に炎症を起こしている人が少なくないようです。

炎症は歯周病や関節炎、アトピー性皮膚炎、認知症などを引き起こします。

この炎症を抑える食べ物として優れているのが、魚の油です。

DHAやEPAを豊富に含んでおり、慢性炎症を抑制してくれます。

さばやいわしなどの青魚や鮭からは、ビタミンDを取ることが出来、これも炎症抑制に大きく寄与します。

ココナッツオイルを常備しよう

ココナッツオイルは、脳細胞を働かせる上で非常に効率的なエネルギー源となります。

もともとはアルツハイマー病の治療に使うことができるのではないかと考えられたことから注目を集めています。

また糖質制限を助ける食事としても役立っており、糖尿病の食事療法においても重宝されています。

低温抽出(コールドプレス)のものを選ぶようにしましょう。

過度に加工されたもの、高温処理されたものは健康を害する可能性があります。

食べない投資も習慣化しよう

先ほどの食べる投資とは逆に食べないことが投資になるものもあります。

現代人は糖分を過剰摂取しすぎており、それによって健康を害している方が非常に多いです。

避けるべきもの3点をご紹介します。

甘い飲料は飲まないようにしよう

甘い飲料は、短時間に大量の糖質を体内に摂取することになるため、血糖値がものすごい勢いで上昇します。

  • オレンジジュース(200cc)…糖質21.4g(角砂糖7個分)
  • サイダー(200cc)…糖質20.4g(角砂糖6.8個分)
  • スポーツ飲料(200cc)…糖質10.2g(角砂糖3.4個分)

水、お茶、コーヒーの3択を基本とすることがおすすめされています。

糖度の高い「果物」「野菜」を食べないようにしよう

最近はスーパーの果物コーナーで糖度を表記しているのをよく見ます。

品質改良によりどんどん糖度が高くなってきているため、それをアピールすることでよく売れるのでしょう。

デザートが食べたい時には、糖度の高いパイナップルや桃、バナナを避け、ビタミン・ミネラルが豊富なものを選びましょう。

「白い主食」に別れを告げよう

白米や食パン、うどんなどは精製過程でビタミン、ミネラル、食物繊維を失いほぼ糖質だけになっています。

白米の代わりに玄米や雑穀米、食パンの代わりにブランパンやライ麦パンなどをを選ぶようにしましょう。

また白米を食べるにしても食べる順番を工夫することで血糖値の急上昇を和らげることができます。

はじめに野菜やきのこ類などの食物繊維を、次に味噌汁、おかず、のような順番で食べましょう。

食物繊維や油脂は糖質の吸収を緩やかにする働きがあります。

まとめ

コロナウイルスの蔓延などもありますが、常に健康に過ごしていたいものです。

アルコール除菌など体の外側をきれいに保つのはもちろん、食の改革によって体の内部を強く健康にしましょう。

この本は全193ページで途中には投資になる食事の具体的なレシピが載っていて、トータルの文字数はあまり多くありません。

ある程度本を読む方なら1日あれば読めてしまいますし、普段本を読まない方も難なく読むことのできる本だと思います。

食べる投資のスタートは早ければ早いほど効果もしっかり出ると思います。

ぜひ手にとってみて下さいね。

では、読んでいただきありがとうございました〜!