【3世代比較】BRIEFING TR-3 S MW GEN IIIとGEN IIの違いは?おすすめを解説
BRIEFINGのビジネスバッグ「TR-3 S MW」には初代・GEN II・GEN IIIがあります。
現行モデルは2026年秋冬に登場した「TR-3 S MW GEN III」ですが、GEN IIの在庫も一部店舗に残っていたり、初代は中古で販売されていたりするので、

「8,800円高いGEN IIIを選ぶ価値はある?」
「初代から買い替える必要はある?」
と迷っている人も多いのではないでしょうか?
外観はよく似ていて、3世代ともサイズと容量はほとんど変わりません。
しかし、持ち方・使用素材・ポケット・PC収納・背負ったときのフィット感などには違いがあります。
ぼくは初代TR-3 S MWを2022年から約5年間、通勤や外回り、出張で使用してきました。
この記事では、初代を長期間使用した経験とBRIEFING公式の製品情報をもとに、TR-3 S MWの3世代を比較します。
どのモデルを買うべきか、すでに初代を持っている人は買い替えるべきかまで、分かりやすく解説しますのでぜひ読んでくださいね。
結論│今から買うならGEN IIIがオススメ
今から新品で購入するようであれば、基本的には最新のTR-3 S MW GEN IIIがオススメです。
GEN IIIでは、840Dのオリジナル素材、C0撥水加工、16インチPC対応、リュックストラップ位置の見直しなど、毎日の使いやすさに関わる部分が改善されており、数年間の使用を前提とするのであればGEN IIIを選ぶのが最も後悔しにくいと思います。
ただし、全員が全員GEN IIIが適しているわけではありません。
選び方の基準は以下の通り。
- 今から新品を購入するならGEN III
- GEN IIが大幅に安く、使用しているPCが15インチPC以下の場合はGEN II
- ショルダーバッグとしても使いたいなら初代
- すでに初代を問題なく使えているなら買い替えの必要なし
迷っている方は、まず最新モデルであるGEN IIIの価格や在庫を確認してみてください↓
初代・GEN II・GEN IIIの違いを比較

外寸や容量は、3世代ともほぼ変わりません。
初代のみ3WAY(ブリーフ・リュック・ショルダー)で使用でき、GEN II以降は2WAY(ブリーフ・リュック)となっています。
GEN IIIが登場し、メイン素材や撥水機能がアップグレード、16インチ程度のPCも収納が可能になりました。
一方、GEN IIと比較するとGEN IIIは約70g重くなり、8,800円の価格差が生まれました。
3世代で変わった5つのポイント
ここからは、初代・GEN II・GEN IIIで何が変わったのか、5つのポイントに分けて詳しく比較していきます。
初代の3WAYから2WAYへ変更
初代TR-3 S MWは、3WAYで使用できる3WAYバッグでした。
- 手持ちのブリーフケース
- リュック
- 付属ストラップを使ったショルダーバッグ
GEN IIとGEN IIIではショルダーストラップが廃止され、ブリーフケースとリュックの2WAY仕様になりました。
ショルダーバッグとして持つと、ストラップがスーツを引っ張ってしまいシルエットを崩す可能性がある、という理由からGEN II以降はビジネスシーンで使われることが多い「手持ち」と「リュック」に絞った設計になりました。
ちなみに初代を5年間使用したぼくは、一度もショルダーバッグとして使用していません。
普段からリュックとして使用し、取引先へ入るときだけ手持ちに切り替えるなどの使い方なら、2WAYになっても大きな不便はないと思います。
ショルダーバッグとしての利用を重要視している方には、初代の3WAY仕様に大きな利点が残っています。

生地が140D×240Dから840Dへ進化
初代から3世代に渡って、生地は毎回アップデートされています。
- 初代:140D×240Dフルダルコーデュラリップストップナイロン
- GEN II:630Dリサイクルナイロン×700D中空糸コーデュラ
- GEN III:840Dリサイクルナイロン×840D中空糸コーデュラ
Dはデニールと読み、糸の太さを表します。数字が大きいほど太い糸です。
3世代の生地を簡単に整理すると、初代は「軽さと柔らかさ」、GEN IIは「軽さを維持しながらハリと耐久性を向上」、GEN IIIは「耐久性・耐摩耗性・撥水性をさらに強化」という違いがあります。
初代:140D×240Dフルダルコーデュラリップストップナイロン
初代には、フルダルコーデュラリップストップナイロンが使用されています。
フルダルとは?…化学繊維の製造時に酸化チタンやセラミックなどの艶消し剤を多く加え、繊維本来の光沢を抑えたマットな質感の糸や生地のこと。
コーデュラとは?…アメリカのインビスタ社が製造・販売する高機能な合成繊維のブランドのこと。一般的なナイロンの約7倍の強度を持つ。
リップストップ生地とは?…ナイロンやポリエステル、コットンなどの生地に太い糸や強度の高い糸を格子状(リップストップ構造)に織り込んだ高強度な素材のこと。裂ける(Rip)ことを食い止める(Stop)という意味を持つ。
140D×240Dという比較的細い糸を使用することで、コーデュラ素材の耐久性を持たせながら、バッグ本体を約1.4kgに抑えています。
一方、生地は比較的薄く柔らかいため、荷物が少ないとバッグが自立しにくく、形が崩れやすくなります。
ぼくが使用している初代も、荷物を入れていない状態では自立しません。
しかし、約5年間使用しても生地の破れや大きな損傷はなく、耐久性の面では満足しています。
GEN II:630Dリサイクルナイロン×700D中空糸コーデュラ
GEN IIでは、縦糸に630Dのリサイクルナイロン、横糸に700Dの中空糸「CORDURA ECO AIR」が使用されています。
中空糸とは?…内部に空洞を持たせた糸のこと。通常の糸よりも軽量化しやすく、適度なボリュームやハリを持たせられる特徴がある。
初代より太い糸へ変更することで耐久性を高めながら、中空糸を組み合わせることで重量の増加を抑えています。
実際にGEN IIの重量は約1.41kgで、初代の約1.4kgとほとんど変わりません。
リップストップ特有の格子模様も目立ちにくく仕上げられ、初代よりハリとコシのある外観へ変更されています。
GEN III:840Dリサイクルナイロン×840D中空糸コーデュラ
GEN IIIでは、縦糸に840デニールのリサイクルナイロン、横糸に840デニールの中空糸コーデュラを使用した、BRIEFINGオリジナルのリップストップ生地が採用されています。
GEN IIよりさらに太い840Dの糸を使用し、耐久性と耐摩耗性を向上。
その一方で、横糸に中空糸を使用することで、過度な重量増加を抑えています。
環境負荷に配慮したC0撥水加工も施されており、日常的な雨や水滴への耐性も高められました。
C0撥水加工とは?…環境や人体への影響が懸念される有機フッ素化合物(PFAS / PFC)を一切使用していない非フッ素系の撥水加工のこと。
リップストップの格子模様はGEN IIよりさらに目立ちにくく、適度なハリと光沢を持たせた外観になっています。
ポケットと開口部が使いやすくなった
初代からGEN IIへの変更で、特に大きいと感じるのが、ポケットの配置と開口部の見直しです。
初代TR-3 S MWはポケット数が多く、仕事道具やガジェットを細かく整理できますが、リュックとして使用すると、一部のポケットへアクセスしにくいという弱点がありました。
特に使いにくいのが、バッグの前面に近いメイン収納部です。
リュックとして使用する際、背負ったまま使用できるポケットはここの2つなのですが、

下の2つのメッシュポケットは使うことができません。
使うとしても最前面のファスナーをほぼ全て開く必要があり、背負った状態では中身を落としてしまう可能性もあります。
また右上のポケットはきちんとしたポケットになっておらず、横の隙間からモノがこぼれている時もあります。
ポケット数自体は多いのですが、「数は多くても使いやすい場所が限られている」というのが、初代を約5年間使用して感じた不満です。
しかしGEN IIでは、ブリーフケースとリュックのどちらで使用しても荷物を取り出しやすいように、ポケットの内部が変更されました。


リュックを片方の肩に掛けた状態でも、使用頻度の高い小物へアクセスしやすい構造へ変更されています。
GEN IIIでも当然この部分は引き継がれており、次の収納を搭載しています。
- PC収納部:16インチ程度まで対応するクッション入りPCスリーブ
- 中央の収納部:大きなジップポケットと2つのメッシュポケット
- 前側の収納部:大・中サイズのポケットと複数のメッシュポケット
- 外側の収納部:5つの仕分けポケットを備えたジップポケット




ユーザーの声を取り入れたんだろうとわかるくらい、かなり使いやすくなっています。
PC収納が15インチから16インチへ拡大
PC収納の対応サイズも、GEN IIIでアップデートされています。
- GEN IIまで:15インチ程度
- GEN III:16インチ程度
GEN IIまでは15インチ程度までのノートPCに対応していますが、GEN IIIでは16インチ程度まで収納できるクッション入りPCスリーブが搭載されています。
バッグ本体の外寸と容量はほとんど変わっていないため、収納量を増やすのではなく、PC収納部の設計を見直すことで大型PCへ対応したのでしょう。
ぼくは初代TR-3 S MWに、13インチのMacBook Airを入れて使用していますがかなり余裕があり、出し入れにも困りません。
16インチPCを現在使用している人や今後大型PCへ買い替える可能性がある人なら、GEN IIIが最も適したモデルです。
GEN IIIは背負いやすさを改善したが70g重くなった
GEN IIIではリュックストラップの取り付け位置が見直され、肩へのフィット感が改善されていますが、バッグ本体は重くなりました。
ストラップの長さ自体はGEN IIと変わらない(590〜1,010mm)ため、付け根の位置や取り付け角度を調整することで、背負った際のフィット感を高めた改良だと思われます。
- 初代:約1.4kg
- GEN II:約1.41kg
- GEN III:約1.48kg
GEN IIIはGEN IIより約70g重く、3世代の中で最も重いです。軽量化を追求したモデルではありません。
重量だけを見るとGEN IIの方が有利ですが、ビジネスバッグはPCや書類、水筒などを入れると全体が重くなります。
そのため、バッグ単体の約70gの差よりも、ストラップが肩に沿い、荷物の重さを安定して支えられるかの方が、実際の疲れやすさに影響する可能性があります。
軽さを最優先するならGEN II、素材の耐久性と肩へのフィット感を重視するならGEN IIIという選び方がいいと思います。

TR-3 S MW GEN IIIがおすすめな人
TR-3 S MW GEN IIIがおすすめな人は次のような人です。
- 新品を購入したい人
- 16インチクラスのノートPCを持ち運びたい人
- 一度購入したバッグを長く使いたい人
- 撥水性能がはっきり明記されたモデルを選びたい人
- 荷物が少ないときの肩へのフィット感を重視する人
- GEN IIとの価格差8,800円を許容できる人
今から新品を購入するなら、基本的にはGEN IIIをおすすめします。
容量は初代・GEN IIと同じ16.2Lですが、生地は840D CORDURA ECO AIR RIPへ変更され、16インチ程度のPCに対応。さらに、リュックストラップの取り付け位置も見直されています。
PC対応サイズの拡大は大きい要素です。現在は16インチ未満のPCを使っていても、今後16インチクラスへ買い替える可能性があるなら、GEN IIIを選んでおくほうが安心です。
大は小を兼ねるというやつですね。
そしてGEN IIの定価64,900円に対して、GEN IIIは73,700円。差額は8,800円です。
仮に5年間使うと考えれば、1か月あたりの差は約147円になります。
数年間使う仕事道具として考えるなら、素材・PC対応・フィット感が新しくなったGEN IIIには、差額に見合う価値があると感じます。
GEN IIでも問題ない人
一方で、全員がGEN IIIを選ぶ必要はありません。
次の条件に当てはまるなら、GEN IIも十分に有力な選択肢になるかと思います。
- 使用するPCが15インチ以下
- GEN IIIより1万円以上安く購入できる
- 840Dの新素材やC0撥水に強いこだわりがない
- 旧モデルや在庫限りの商品でも気にならない
容量はGEN IIIと同様16.2Lあり、仕事用バッグとして収納力は十分です。
15インチ以下のPCを使用し、新素材や最新仕様を必要としないなら、GEN IIのほうがコストパフォーマンスに優れます。
ただし、判断基準にしたいのがGEN IIIとの価格差です。
GEN IIが5万円台など、GEN IIIより1万円以上安く買えるなら検討する価値があると思います。
一方、GEN IIが定価の64,900円なら、あと8,800円でGEN IIIを購入できます。
この8800円差をどう考えるかですが、その価格差なら、16インチPC対応、新素材、C0撥水、ストラップ位置の見直しといった改良を評価して、ぼくはGEN IIIを選びます。
GEN IIを購入する場合は、在庫だけでなくGEN IIIとの実売価格差を確認してみてくださいね。
初代からGEN IIIへ買い替える必要はある?
結論からいえば、初代が壊れておらず、使用するPCが15インチ以下なら、急いでGEN IIIへ買い替える必要はないかと思います。
初代とGEN IIIでは素材や細かな仕様が異なりますが、本体サイズと容量に大きな違いはなく、GEN IIIへ買い替えても収納できる荷物が増えるわけではありません。
また、初代にはショルダーストラップを使える3WAY仕様という、GEN II以降にはないメリットがあります。肩掛けを使っている人にとっては、GEN IIIへの買い替えはむしろダウングレードです。
ぼくが所有する初代は、約5年間使用しても現在まで問題なく使えています。
耐久性に不満がなく、収納力にも困っていないなら、そのまま使い続けるのが最も経済的です。
一方、次のような不満や用途の変化があるなら、GEN IIIへ買い替える価値があります。
- 16インチクラスのPCを持ち運びたい
- 生地の劣化や傷みが目立ってきた
- 撥水仕様がはっきりと明記されたモデルを選びたい
- 荷物が少ないときのフィット感を改善したい
- ショルダーバッグとして使わない
- 現行モデルをこれから長く使いたい
つまり、PC対応・素材・背負い心地を更新するための買い替えです。
初代の耐久性や5年間使用した状態については、以下の記事で詳しく紹介しています。
世代それぞれのメリット・デメリット
3世代のメリット・デメリットを簡潔に整理すると、次のようになります。
| 世代 | メリット | デメリット |
| 初代 | ・3WAYで使える ・著者が5年間使った実績から耐久性は間違いない | ・廃番のため新品が見つけにくい ・一部ポケットが使いにくい |
| GEN II | ・GEN IIIより安く買える ・初代より収納配置が改善されている | ・旧モデルである ・PCは15インチ程度の収納力 |
| GEN III | ・840D素材 ・C0撥水 ・16インチPC対応 ・肩へのフィット感を考慮した設計 | ・3世代で最も高価 ・GEN IIより約70g重い |
初代をすでに持っている人は、壊れるまで使い続けても問題ないと思います。ぼくもそうするつもりです。
これから購入する人は、GEN IIの値引額を確認し、大きな価格差がなければGEN IIIを選ぶのが無難でしょう。
よくある質問

GEN IIIは、リュックとブリーフケースで使用できる2WAY仕様です。
ショルダーストラップを取り付けて肩掛けできる3WAY仕様は初代のみで、GEN II以降は2WAYへ変更されています。

完全防水ではありません。
GEN IIIの生地にはC0撥水加工が施されていますが、バッグ全体の防水性能を保証するものではありません。
短時間の小雨などには対応しやすいと考えられますが、強い雨や長時間の雨では内部まで浸水する可能性があります。
雨の日に長時間使用する場合は、レインカバーを併用するか、PCや電子機器を防水ケースに入れておくと安心です。

BRIEFING公式では「16インチ程度のPCまで対応」と案内されています。
ただし、同じ16インチ表記でも、PC本体や保護ケースの厚みによって収まり方が変わります。
厚手のケースを装着した状態で収納したい場合は、購入前にPCとケースの実寸を確認することをおすすめします。

GEN IIとGEN IIIはいずれも容量16.2Lで、容量に違いはありません。
GEN IIIは収納量を増やしたモデルではなく、素材、PC対応サイズ、リュックストラップの取り付け位置などを改良したモデルです。

GEN IIIの登場によってGEN IIは旧モデルになっていますが、販売店によっては在庫が残っている場合があります。
今後は在庫やカラーが限られていく可能性があるため、GEN IIを狙う場合は価格だけでなく、販売元や保証条件も確認してください。

16インチPC対応、C0撥水、新素材、肩へのフィット感を重視するなら、買い替える価値があります。
一方、初代に不具合がなく、15インチ以下のPCを使っているなら、急いで買い替える必要はありません。
初代の3WAY仕様をよく利用している人は、むしろそのまま使い続けるほうが便利な可能性もあります。

TR-3 S MWのサイズは、高さ41cm、幅30cm、マチ15cmです。
極端に大型のビジネスバッグではありませんが、身長だけでなく、肩幅や荷物の量によって見え方は変わります。
少し見づらいかもしれませんが、参考までに165cmの著者が背負った画像です↓

迷ったら最新のGEN IIIが最も無難
BRIEFING TR-3 S MWの3世代を比較してきました。
選び方をまとめると、次のようになります。
- GEN IIが1万円以上安いなら、GEN IIも検討
- 価格差が8,800円程度なら、GEN IIIがおすすめ
- 初代を問題なく使えているなら、無理に買い替えなくてよい

ぜひ参考にしてもらえると嬉しいです。
読んでいただきありがとうございました〜!






